誕生日

目が覚めると、いつもの朝が始まった。
朝食の支度をしながら洗濯して弁当作って・・
しばらくすると息子が起きてきた。
(夫は昨夕、飲み会で飲みすぎたらしくソファーで死んでいる・・)
テーブルをはさんで向き合って朝食。
「お誕生日、おめでとうございます」
と頭を下げると
「ありがとう。そちらもおめでとうございます」
恒例の誕生日。
死んでいた夫がムクッと頭をあげて
「二人ともおめでとう」
と言ったかと思うと、ウッ・・と腹を抑えてトイレに駆け込んだ・・
・・ったく、メシ中というのに・・
出勤すると、当然いつもの業務が始まった。
今日は、委員会やら会議やらの目白押し。
忙しい一日の始まりである。

どこからか聞きつけてきた外部の人が
「今日はお誕生日ですね、おめでとうございます」
と言ってくれた。
嬉しかったが、周りは素知らぬふり。
なんなんだよ~、ツメテ~じゃないかよ~。
まあ、人の誕生日なんて興味もないんだな。

携帯電話はメールの嵐。
「湯~画った眼~る」としきりに叫んでいる・・・

もつべきは友だ・・・

退勤時間が迫ってきた。
なんだか皆がざわざわと動きまわっている。
ひそひそこそこそ・・・
部外者だなあ、せっかくの誕生日なのに。

意気消沈していると、突然事務所の電気が消えた。
「ハッピバースディ、ツユ~」
ろうそくをともした可愛らしいケーキの登場。
皆がニコニコして手拍子しながら歌っているじゃないの。
「朝から、誕生日の話題が出て、内心ヒヤヒヤしてました」
「誰もなにもリアクションしないから、不審に思ってたでしょ?」
「一週間も前からひそかに計画してたんですよ」
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なんだあ、そういうことだったのね~。
どうりでだれも反応しないから変だとは思ってたのだけど。

皆、大好き。
頑張らないとな。

家に帰ると、テーブルの上にはプレゼントが乗っている。
「お前あてに宅急便がひっきりなしに来てた。これからもうひとつ来るってさ」
職場でケーキとプレゼントを頂いたのだと広げると
「お前、皆から愛されてるんだねえ」
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・・・ホントに。この一年、必死で仕事してきて、職員たちを大事に思ってきたのだけど
皆も同じ思いでいてくれたんだなあ。
なんだか両思いになった気分だ・・・

また明日から、もうちょっと頑張ろうかなあ。

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