入所している某Tさん。男性69歳。
元気なころは、けっこうヤンチャしていたようだ。
今じゃ、すっかり弱よわしくなってしまった。

胃がんの手術後から食事があまり摂れないらしい。
足の付け根(ソケイ部)にCVポートという
埋め込み式のIVHが入っている。
そこに注射針を刺せば、漏れることもなく点滴ができる。

このごろは点滴で生命を維持しているようなものだ。
少し前は、暴言を吐いていた。
「嫌だっていってんだろ~が。このやろ~(怒」
「てめえ、入ってくるな。ばかやろ~」
ってな調子。

骨皮すじ衛門状態である。
私のお肉を半分分けてあげたい・・・
入れ歯も合わなくなって、とれそうだ。
「家に電話してくれ。妻に会いたい」と泣く。

その妻が、いよいよやってきた。
キレイに化粧してパーマをかけている。
Tさんとはまったく釣り合わない。

「介護していたお姑が特養ホームに入ってホッとしたとたん
今度は主人が倒れて、本当に介護地獄だったのよ。
今は、心から安心しているの。
70歳を過ぎたら、急に老いがくるっていうじゃない?
今のうちに青春しておかないとね~。
あの人、本当に関白でさ。分かるでしょ?
だから会いたくないのよ。
宜しくお願いしますね!」

いそいそと車に乗り込み、走り去って行った・・
青春かあ~。
Tさんは気の毒だけど、今までしてきた代償が回って来たのだな。
さんざん女遊びして、酒を浴び、賭けごとにのめり込んでいた。
そして、妻に親の介護を押し付け、自分はのうのうとしていた。

そして今は妻に冷たくされ、逆に泣いている始末だ。
世の男性よ、今から妻に優しくせよ。
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2014.01.20 / Top↑
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